【やってよかったこと】デート前の自己暗示【婚活体験談】

やってよかったこと婚活体験談
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婚活疲れ。

それは、きっと多くの男女が経験する、心のブラックホールのようなものだ。

マッチングアプリを開けば、今日も画面の向こうにはたくさんの笑顔が並んでいる。写真の中の彼らは皆、精一杯の好印象を与えようと、爽やかな笑顔を浮かべてこちらを見ている。

しかし、そんな笑顔の洪水の中にいる私は、なぜかベッドに大の字になって、天井を見つめていた。

「はぁ…」

ため息が、静かな部屋に虚しく響く。

今日は、Aさんと3回目のデートの日だ。結婚相談所で知り合ってから2週間。仮交際期間に入ってからは毎週のようにデートを重ねてきた。

Aさんは、背が高くて優しくて、気遣い上手な人だ。顔は、正直言って私の好みど真ん中!というわけではないけれど、話していて不快な思いをしたこともないし、一緒に過ごす時間はそれなりに楽しい。

結婚相談所での活動を通して、たくさんの男性と出会ってきたけれど、Aさんは結婚相手として、かなり条件の良い人だと思う。

それなのに、なぜか心が動かない。

「なんか疲れてきたな…デート行くの嫌だな…」

頭の中に、そんな後ろ向きな言葉が渦巻く。

いやいやいや、ちょっと待て。
冷静に考えてみよう。
私は別に若くもないし、美人でもない。
Aさんのようなハイスペックな男性が、私に興味を持ってくれるなんて、奇跡に近いことかもしれない。

せめてテンションくらい上げて行かないと、せっかくのチャンスを逃してしまう。

「よし!自己暗示だ!」

私はベッドから勢いよく起き上がり、鏡の前に立った。

鏡に映る自分の顔は、疲れていて、どこか覇気がない。
こんなんじゃダメだ。

私は深呼吸をして、目をぎゅっと瞑った。

そして、心の中で何度も何度も、呪文のように言葉を繰り返した。

「私はこれから素敵なデートをする。Aさんは素敵な人。今日ここから、素敵な恋愛ドラマが始まるんだ!」

まるで、少女漫画のヒロインになったような気分で、私は何度も何度も、その言葉を繰り返した。

バカみたい?
そうかもしれない。
でも、私にはこれが効果てきめんなのだ。

大事なのは、脳みそをだまして”デート感”を盛ること。

まるで、恋愛小説の1ページ目にいるような気分になること。

最初は、ぎこちなかった笑顔も、次第に自然と笑顔に変わっていく。

「よし、行こう!」

少しだけ高揚した気持ちで、玄関を出る。

待ち合わせ場所へ向かう道中、街の景色がキラキラと輝いて見える。

「私は、今、恋愛ドラマの主人公なの。」

そう思った私は、自然と背筋が伸び、自信に満ち溢れた気持ちになった。

Aさんと会った時、私はいつものように、明るく笑顔で挨拶をした。

「今日は、よろしくお願いします。」

Aさんの優しい笑顔に、私の心は少しだけ安らぎを感じた。

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

デートは、想像していたよりもずっと楽しく、会話も弾んだ。

そうだ、家を出る前はテンションだだ下がりでも、いざ行ってみると意外と楽しかったりもするのだ。

……

テンションを高めてからデートに臨むようになってから、男の人からの反応も前よりちょっと良くなった気がしている。

こちらが思っている以上に、本心のテンションというものは、相手に伝わるものなのかもしれない。

疲れていたりメンタルが落ちていたりして、どうしてもテンションが上がらないときもある。それはもう仕方がないことだ。

でも、自分にできる範囲で、デートのテンションを上げる努力をするのも大切だと学んだ。

自己暗示ならほんの数分間、思い込みの力を借りるだけ。お金もかからない。

「なんだか今日はアポに行きたくないな…」

そんなときは、騙されたと思ってみんなも自己暗示やってみてね。

男の人は自分の前で楽しそうにする女性を好きになる傾向があるから、デートのテンションは上げていきたいね。

たくさん人と会っていると疲れてくるけど、自分なりのテンションアップ方法があるといいよね。

恋愛ドラマを見るとか、新しい服を買うとか、もおすすめだよ。